04Shikaribetsu Volcanoes CanyonHot Springs Retreat “KANNO”1911年に北海道庁から温泉の使用許可を受けた当時は、やや下流の「ユウトルケシュナイ川沿岸湧出」と記述されている。人跡未踏の奥地で始まった温泉施設は2008年に一度閉館したが、2014年に新設再開され施設も充実し、多くの人々を癒している。 温泉の三つの〝養〟それは、休養、保養、療養で、日本には昔から病を温泉で癒す湯治の習慣があり、泉質によって効果はさまざまです。然別峡シイシカリベツ川の上流には、その〝温泉の三養〟を満たす「然別峡かんの温泉」があります。 上川郡新得町屈くったり足に入植した本郷兵吉が、アイヌと明治40(1907)年頃、然別峡に湧き出る温泉を発見したのが始まりです。以来、多くの湯治客から「治らぬ病はなし」と言われ親しまれ、現在は自噴する13の源泉を使用した100%源泉かけ流しの11の湯が楽しめます。泉質は透明な食塩鉱泉で、疲労回復、神経痛、慢性消化器病、慢性皮膚病、婦人科疾患など、さまざまな効果が期待できます。秋から冬は、温泉が身に染みる季節です。然別峡かんの温泉の三養で、心と体を芯から癒してください。貸し切り風呂「幾稲鳴滝(いねなるたき)の湯」(写真上)と「イナンクルの露天湯・春鹿呼(しゅんろくこ)の湯」(写真下)。11の湯にはアイヌ語の名称が付けられ、写真は「ウヌカルアンノーの湯。56.4℃で地下湧出するナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉の源泉かけ流し。「然別狭かんの温泉」【宿泊料金】1泊2食付き:10,450円〜(入湯税150円別)【日帰り入浴料】大人650円、中学生300円、小学生200円 ※幼児無料◎北海道河東郡鹿追町字然別 国有林145林班TEL:050-5319-4068 www.kanno-onsen.com13の源泉11の湯船、「然別峡かんの温泉」
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