SHIKAOI GRAPHICS vol.3
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バに囲まれた美しい庭が一望できます。「白樺と風」がオープンしたのは2017年。「基礎、構造や壁、屋根などの施工は建築会社にお願いしたのですが、そのほかは友人たちにも手伝ってもらいながら、自分たちで造りました」とオーナーの高橋エリザベスさん。とくに内装にはこだわりがあるため、ご主人と二人で手掛けたそうです。朝食のサラダやスープには、庭で摘んだハーブや野菜が用いられ、新鮮な食事が身も心もリフレッシュさせてくれます。「私たちが目指している宿は、食事の時間を含め、いつでもこの庭とつながっていることです。庭で1日を過ごし楽しむような気分で、ゆっくり滞在していただければと思います」然別川の爽やかな風がそよぐ、ふれあい農芸公園「しかおいパーク」の手前にある白壁の建物が、築60年以上の古民家を改修した宿泊施設「トマルカフェ鹿追」です。香川県から移住してきたオーナーの     り正保縁さんは、以前から古民家に憧れがあり、然別川沿いの絶好のロケーションに建つ古民家と出会いリノベーションして、カフェ兼宿として2018年にオープンしました。「鹿追町はアクティビティが充実しているので、その拠点として利用していただけたらと思います。1棟貸しのスタイルなので、家族や仲間たちと気がねなく過ごしてもらえたらうれしいです」と正保さん。カフェスペースは天井も高く、小上がりは子どもたちにも人気です。キッチンには自炊用の器具や食器がそろい、古民家で使用されていた昔ながらの急な階段の先に、秘密の屋根裏部屋のような寝室があります。流が育まれますように」という願いも込められ、アットホームな空間をベースに鹿追町の旅が楽しめます。古材の柱や梁はを生かしたシンプルなインテリアで、1階の宿の名前には、宿に泊まる(トマル)ことで「人と人との交【宿泊料金】一棟貸し切りのみ/1泊16,000円~(2泊以上から)◎北海道鹿追町柏ケ丘 2-14TEL: 090-7583-8927(受付時間/ 11:00 ~ 17:00) www.tomaru-cafe-shikaoi.comカフェスペースはイベントや貸しスペースとしての利用も可能。もともとあった2階の小部屋を改装した寝室。公園に囲まれているため野鳥のさえずり、木々にそよぐ風の音、川の音を聞きながら休むことができる。ワイルドガーデンに癒されながら、のんびりと読書やティータイムが楽しめる屋外スペース。13Spring &Summer 2022Traditional Country Style Inn然別川沿いに建つ築60年以上の古民家を改修した貸し切り宿「トマルカフェ鹿追」

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