SHIKAOI GRAPHICS vol.4
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人として活躍していた大塚佳雄さんが、鹿追町に「心喜一天」を開業したのは20年ほど前。そして、2019年に現在の場所にリニューアルオープンしました。 「ここは小さな町なので、天ぷらだけでなく幅広いメニューが求められます。そのおかげで和食のさらなる広がりや面白さを学ぶきっかけになりました」と大塚さんは話します。 「心喜一天」の店名どおり料理に対する大塚さんの真摯な姿勢は、たとえば人気の「かき揚げ丼」にも表れています。具材には、ホッキ貝、エビなど海の幸5種類と、シメジ、シイタケ、ナスなど野菜5種類の合計10種類をぜいたくに使用し、外側はサクサク、中身は具材がぎっしり。さらに飼料にもこだわりをもって育てた上質な十勝産豚肉を使った「豚丼」や「カ帯広市内の天ぷら店や寿司屋など老舗和食店で、天ぷら職ツ丼」にも他店とは違う工夫があります。 「かき揚げは、季節によって具材を変えています。春ならウドやタラ、フキノトウなどの山菜、アスパラの天ぷらもおいしいですよ。地元野菜をベースに満足していただける食事を提供し、家族だんらんの店を目指しています」【営業時間】11:30~14:00、17:00~22:00【定休日】不定休◎北海道河東郡鹿追町栄町2-2TEL:0156-66-1710揚げる素材によって衣の水分量を変え、油の温度の微調整をすることが、おいしい天ぷらを揚げる秘訣。お年寄りの方もゆっくり座れる椅子席も用意され、くつろぎながら天ぷら料理が楽しめる。 店主の大塚佳雄さん(写真左)とスタッフの白石福恵さん(写真右)。本格和食メニューがアットホームな雰囲気で味わえる。ホタテ貝、ホッキ貝、エビ、カニ、ホンマスなど海の幸5種類に、季節の野菜5種類の合計10種類の具材をぜいたくに使い、食べ応えも味わいも十分な「かき揚げ丼」(1,400円)。14Authentic Japanese Tempura Restaurant“SHINKI ITTEN”素材を生かす薄衣の天ぷら「心喜一天」

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