約1~4万年前の火山活動により川が堰き止められて標高約800mの高地に天空の湖が誕生したといわれています。唯一の流入河川のヤンベツ川が流れ込む湖に生息していたオショロコマの亜種であるミヤベイワナが独自に進化。然別湖では1年のうち50日間のみ、キャッチアンドリリースで釣りが楽しめます。また、カヌーツアー、トレッキングツアーなどのアクティビティーや遊覧船クルーズもあり、初夏から秋まで多くの観光客が訪れています。また湖が凍結する冬には「然別湖コタン」が開催され、氷上露天風呂やアイスバーが楽しめます。宿泊施設は然別湖畔温泉ホテル風水が通年営業、然別湖北岸野営場は7月から10月までご利用できます。
住所 : 北海道河東郡鹿追町然別湖畔
電話 : 0156-69-8181
静寂の鏡面をゆっくりと滑るように漕ぎ出す。然別湖の透明度は19.5mと、国内でもトップクラス。その魅力は時間帯によって鮮やかに表情を変える。まずは早朝をお薦めしたい、野鳥のさえずりを聞きながら静かにパドルを漕ぎ進むその光景は、正に天空を浮遊するかのよう。朝もやに遮られたその先はとても幻想的で美しい。
エゾナキウサギはなかなか見る機会の少ない北海道だけに生息する小さなウサギです。冷涼な気候の然別湖周辺には一年中凍ったままの「永久凍土」があり、夏でも風穴の冷たい風により岩場にエサとなる高山植物やコケが生え、エゾナキウサギの生息エリアになっています。*準絶滅危惧種
1万年前の火山活動によって陸封されたミヤベイワナは、厳しい自然環境の影響を受けて、独自の進化を遂げた貴重な魚です。特徴は高い体高と長い鰭(ヒレ)。体色は生息する場所により、ブラウンバック、グリーンバック、ブルーバックと変化に富んでいます。
わずか60日間だけの美しいアイスビレッジ。
完全に凍った湖の上は、一面が真っ白な世界。ここに1月末から、わずか60日間だけ幻の村が現れます。この時期にだけしか見られない、ここにしかない美しい雪と氷の村。アイヌ語で村を意味する「コタン」と名付けられた冬の然別湖だけの世界です。
しかりべつ湖コタン公式サイトはこちら